12月8日(土)、愛知教育大学にて「第55回 愛知教育大学数学教育学会研究大会」が開催されました。この大会は、通称「イプシロンの会」とも呼ばれる(!?)もので、「会員相互の研究を深め、数学および算数・数学教育の発展に寄与すること」を目的とした研究会です。
本年度は、「深い学びの実現を目指した授業研究活動:一貫した指導案設計と附属高等学校授業研究会の実施」というタイトルで発表させていただきました。発表内容は、今年度取り組んだ以下の二つについての報告および展望です:
「一貫した指導案作成活動」:ソーヤーの深い学びに関する理論や西村先生の授業デザイン理論を基盤とし、すべての授業に対して指導案を作成してきた実践
「附属高校授業研究会」:大学教員と共同で定期的に開催している研究会の取り組み
当日は、助言者として大学の先生お二方にご参加いただき、校長先生方や高校教員だけでなく、数学教育講座の学生や中学校の先生方も多数お越しくださいました。多くの貴重なご意見やアドバイスをいただき、今後の活動をさらに発展させるための多くのヒントを得ることができました。
今回の発表は、これまでの理論研究に比べ、実践報告が主となる内容でした。こうした機会は私にとって新鮮であり、挑戦でもありましたが、自分の活動の方向性を改めて確認するマイルストーン的な機能を果たしたと感じています。難しいながらも有意義な経験となり、今後の活動への大きな糧となりました。
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