top of page
m-gomi

第3回附属高校授業研究会 2024.07.09

第2回と同日の7月9日(月)に、第3回目の附属高校授業研究会を開催しました。


今回は、高校1年生の数学Ⅰで「2次関数の最大・最小」の第2時間目の授業を行いました。授業の目標は「軸と定義域の位置によって、最大・最小がどのように変化するかを理解する」ことでした。主問題および活動として、「x=2 のときに最小値となるような下に凸の2次関数の式をできるだけ多く挙げなさい」という課題を出しました。


まず、定義域について特に言及せずに出題しなかったため、定義域の無い頂点の位置が最小となる場合を挙げさせました。その後、定義域を設けて、定義域の端で最小となる式を作っている生徒を意図的に指名して、軸と定義域の位置関係について自然に焦点化していけるように工夫をしました。


この活動の意図は、前時に学習した単純な最大・最小を求める問題の理解を定着させること、そして次時以降に学ぶ、定義域やグラフが動く場合の最大・最小問題の基礎を築くことでした。


活動自体は生徒たちも主体的に取り組み、盛り上がりましたが、想定以上に最大・最小を求めることに時間がかかりました。そのため、第2回研究会と同様に、指導案で示していた部分(定義域の右端だけが動く最大・最小問題)まで進めることができませんでした。私自身の授業計画の甘さが露呈しました。


授業検討会では、課題自体は良い評価をいただきましたが、私自身には多くの反省点がありました。例えば、本授業ではGeogebraを部分的に用いましたが、効果的に使用できませんでした。また、生徒の活動のまとめを私がしてしまったことも反省点です。生徒の言葉を大切にして「軸と定義域の位置によって、最大・最小がどう変わるか」をまとめるべきでした。自分の未熟さを痛感しました。精進していきたいと思いました。


現在、この附属高校授業研究会には、数学教育学の大学の先生、附属高校の数学教員、大学院生、将来数学教員を志す学生が参加しています。将来的には、県立高校の先生方、特に若手の先生方にも参加していただき、愛知の高校数学教育を盛り上げていけたらと思っています。授業自体も今は私が行っていますが、いずれは他の現場の先生方にも授業を行っていただけるようになればと考えています。興味を持ってくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。よろしくお願いいたします。

0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page